キャプチャ対象範囲の設定
スクリーンショット
【各部の名称と働き】
・検索ボタン
キャプチャ対象となる条件を指定し、ウィンドウオブジェクトを検索します。
条件に該当しないウィンドウオブジェクトはグレーアウトします。
グレーアウトしないオブジェクトのみキャプチャ対象となります。
・{----}
通常のフィルタ条件を設定するタブです。
・{SQ1}〜{SQ3}
サブクエリーを設定するタブです。
作成したサブクエリーはほかのタブで指定することができます。
例えば、トップ画面の同一プロセスをすべてキャプチャしたい場合、以下のように指定します。
{----}:"ProcessId={SQ1}.ProcessId"
{SQ1}:"ZOrder=1"
ただし、以下の制約があります。
@相関指定は不可、独立サブクエリーのみ可能。
A循環参照は不可。
B結果が0件の場合はNULLを返します。
C結果が複数件の場合は=ではなくINを指定する必要があります。
・{EX1},{EX2}
引き伸ばし対象オブジェクトのフィルタ条件を設定するタブです。
{SQ1}〜{SQ3}のサブクエリーも検索条件として組み込むことが可能です。省略(全オブジェクトを対象)することはできません。
・オブジェクト階層の展開レベル
オブジェクトを検索する対象を、どのレベルまで細かく検索するかを指定します。
"0"を指定している場合は、画面上に存在しているウィンドウを検索します。
"1"を指定した場合、ウィンドウが持つコントロールも含めて検索します。
"2"を指定した場合、"1"でヒットしたコントロールが持つ下位層のコントロールも含めて検索します。
更に、数値を上げることによって、更なる下位層のコントロールを検索できますが、キャプチャスピードは低下していきます。
・コントロールリスト
[Title]
コントロールが持つテキスト名を出力します。
[TreeLevel]
コントロールが存在する階層レベルを出力します。画面の階層レベルは"0"です。
画面に配置されているユーザーコントロールの階層レベルは"1"となり、更に、ユーザーコントロール内に
配置されてる子コントロールの階層レベルは"2"となります。どのレベルに何のコントロールが属しているか、
また、最大何階層まで設定されているかは、そのアプリケーションの開発に依存します。
[ZOrder]
階層レベル内でコントロールが存在する上重ね順を出力します。最前面のコントロールは"0"です。
[ProcessId]
コントロールが保持するプロセスIDを出力します。何かしらの理由で取得できない
アプリケーションの場合、NULLとなります。
[CurrentHwnd]
コントロール自身が保持しているハンドルIDを出力します。かならず一意の値となります。
[ParentHwnd]
コントロールの親のハンドルIDを出力します。画面は値を持ちません。
[RootHwnd]
コントロールの最上位のハンドルIDを出力します。
[OwnerHwnd]
コントロールのオーナーとなるハンドルIDを出力します。
[ClassName]
コントロールのクラスIDを出力します。
[AppPath]
プロセスのアプリケーション・パスを出力します。何かしらの理由で取得できない
アプリケーションの場合、NULLとなります。また、階層レベルが"1"以上の場合もNULLとなります。
[Left]
コントロールの左座標位置を出力します。
[Top]
コントロールの上座標位置を出力します。
[Right]
コントロールの右座標位置を出力します。
[Bottom]
コントロールの下座標位置を出力します。
[WindowState]
コントロールの表示状態(最大化中なのか、最小化中なのか)を出力します。
階層レベルが"1"以上の場合、NULLとなります。
・右クリックメニュー
[オブジェクトの座標位置を補足する]
コントロールの座標位置を補足した座標調整画面が起動します。
起動時、補足位置はコントロール座標にリセットされます。
[オブジェクト位置からの相対座標を維持して補足する]
コントロールの座標位置を補足した座標調整画面が起動します。
起動時、補足位置はコントロール座標にリセットされません。
座標調整画面
枠の色が青、または赤色をした、中身が透明な画面です。マウスを使ってサイズを変えることで
キャプチャ位置を調整します。マウスの右クリック/左クリックで調整方法が変わります。
スクリーンショット
【各部の名称と働き】
・左クリック→マウス移動
枠の大きさを調整します。
・右クリック→マウス移動
枠の場所をを調整します。
・↑↓←→キー
枠の場所をを調整します。
・CTRLキー+↑↓←→キー
右下の座標を維持したまま左上の大きさを調整します。
・Shiftキー+↑↓←→キー
左上の座標を維持したまま右下の大きさを調整します。
{EX#}オプション
【各部の名称と働き】
・引き伸ばしオブジェクト指定{EX#}を有効
特定オブジェクトを引き伸ばししたい場合にチェックを付けます。
・引き伸ばし方向
引き伸ばし方向を指定します。
・拡張単位
一度に引き伸ばすサイズをpixel単位で指定します。
・拡張上限
引き伸ばせる限界値を指定します。
・ScrollbarSize
スクロールバーおよびフッター部(横拡張の場合は右端)のサイズを指定します。
ここで指定した部分は、拡張停止判定から除外されます。必ず拡張単位より少ない値を指定して下さい。
・拡張停止判定
拡張を停止する判定方式を選択します。
[拡張範囲の分割イメージ合致率]
拡張部分のイメージを2分割し比較します。イメージが一致している率を算出します。
[拡張範囲の終端色近似マッチ率]
拡張部分のイメージの色と終端色との直線距離を算出します。
その後、直線距離が指定距離より少ない割合を算出します。
直線距離の算出について参考にしたサイトはこちらです。
・ボーダーライン(%)
算出した割合がボーダーラインを超えた時点で終点と判断し、拡張を終了します。
・終端色
拡張停止判定が近似色判定の場合、拡張イメージの色と終端色との直線距離の算出に使用します。